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ストレス太りのダイエットは、無理をしないこと

ストレス太りをダイエットするのは、ある意味、簡単です。ストレスが原因で太ったという自覚があるわけですから、ストレスをなくしてやれば、改善されていくはずです。

ですが、これは机上の空論です。理屈ではそうですが、ストレスを攻略するのは、なかなか簡単ではありません。ここでいうストレス太りのダイエットというのは、おそらく生活全体でのストレスということだと思います。

仕事のストレス、勉強のストレス、人間関係のストレス、さまざまでしょう。そういったストレスを逃れるために、無意識に間食を食べてしまったりするわけですね。それとか、自律神経が乱れて、食欲の抑制が効かなくなったりします。

このようにダイエットと全く関係ない部分でストレスを感じることもあれば、ダイエット自体がストレスになることもあります。ストレス太りをダイエットしようという女性は、生活のなかでのストレスは、ある意味コントロールが難しいところがあります。でも、自分が行なうダイエット法に関しては、自分が主人です。

自分次第でコントロールが効きますよね?ストレス太りをダイエットしようとしらたら、まずはコントロールできる「ダイエットのやり方」を見直したほうがいいです。つまり端的に言うと、「ストレスを掛けないダイエットをしていきましょう」ということですね。

ウォーキングは毎日、何時間もやっていれば、ストレスが蓄積されて当然です。でも、要は考えかた次第です。こま切れの、ストレスが掛からない程度のウォーキングにすることによって、生活で感じているストレスを解消する運動に早変わりします。つまりダイエットの運動法が、そのまま効果的なストレス解消法になるわけですね。ストレス太りをダイエットしようという人は、このように、「ダイエット自体をストレス解消法」に変えてしまう工夫が大切になります。

ストレスがかかると、どうして太っていくのでしょうか?それは自律神経の乱れから、食欲の統制が取れなくなるだけではありません。慢性的にストレスがかかると、副腎皮質ホルモンといわれるコルチゾールが分泌されてきます。

コルチゾールは筋肉に作用して、分解し、脳の栄養(ぶどう糖)を作り出します。ストレス時には、脳をフル回転させる必要があるからですね。そのため、普段よりも多いぶどう糖を脳に送る必要が出てくるのです。

でも血液中に溢れたぶどう糖は、筋肉細胞では利用できない状態になります。筋肉が分解されたぶどう糖が、筋肉細胞のほうに使われてしまっては、脳に栄養を送るという目的が果たせないからですね。

つまりインシュリンの働きが鈍って、抵抗性が生じてしまうということ。そして高血糖状態は、あくまで脳への栄養補給の「待機状態」なのです。イザというときに備えて、血液中に待機しているわけです。

高血糖になるということは、インスリンの大量分泌を促し、それが内臓脂肪に蓄積されていきます。つまり筋肉が体脂肪に変換されやすくなるのが、慢性的なストレス時ということです。そのほか高血糖なので、当然、糖尿病のリスクもありますね。

ストレス太りをダイエットしようという女性は、ストレスによるドカ食いだけではなく、体内で行なわれているコルチゾールの働きにも注目する必要があるわけです。

コルチゾールの悪影響はこれだけではありません。コルチゾールというのは、実は脳下垂体というところから分泌されるACTHが、副腎皮質(腎臓の上)に届いて、はじめて分泌されます。そしてコルチゾールの量が多くなると、それが脳へと届いて、「もうたくさん出たから、ACTHを分泌しなくていいよ」と脳に伝える役割も果たすのです。これによって、ACTHの分泌量が減って、結果としてコルチゾールの分泌量も減ることになります。

ですが一気に大量のコルチゾールが大脳辺縁系に押し寄せると、脳の記憶を司っている海馬が萎縮したりします。つまり記憶力が悪くなったりするわけです。そのほか、本能や感情の元である大脳辺縁系の扁桃体にも影響を及ぼします。ここは感情の元ですから、感情や表情が鈍ってきたりするのです。これは激烈なストレス体験をしたPTSDの患者さんを思い浮かべれば、分かると思います。

さらに言えば、大脳辺縁系は視床下部に多くの入力をしています。いいかえると視床下部は大脳辺縁系の指示によって、ホルモンや自律神経をコントロールしているのです。

大脳辺縁系に異常事態が発生するのですから、ホルモン系や自律神経系にも異常が生じることに。その結果、生理が止まる生理不順やPMS、自律神経失調症、不定愁訴などになってしまうのです。

ここまで難しい話が続きましたが、要は慢性的にストレスをかけると、筋肉が分解したり高血糖になるだけではなく、脳に悪影響を与えてしまう、ということです。脳はホルモンや自律神経をコントロールしていますから、食欲の抑制が効かなくなってしまう結果となるのです。これがドカ食いの原因です。

辛い食事制限をすると、最初はうまくいってもやがてドカ食いして、リバウンドすることが多いのは、以上の様なコルチゾールの脳への影響があるわけです。

ストレス太りをダイエットしようという人は、ストレスの影響がその場だけではなく、結局は脳に再度、波及して、甚大な被害を与えるということを知っておく必要があります。